こんにちは。山梨県でホームページ制作をしているY-DESIGNERです。
この記事では、HTMLやCSS、JavaScriptなどの知識がなくてもホームページが制作できるノーコードツールについてご紹介します。ノーコードツールを使用することでホームページの制作・管理が簡単になり、自分でホームページを作ろうと思っている方にはオススメのサービスです。それぞれのツールの特徴やノーコードでホームページを制作する際に注意しておきたいも紹介しています。
制作会社に頼らずホームページを作ることをご検討されている方向けに、自分でホームページ制作の流れを紹介した記事もありますので合わせてご覧ください。
こちらの記事でご紹介しているサービス・費用は2022年10月現在の情報になります。最新のプランなどはそれぞれの公式サイトにてご確認ください。
この記事の目次
ホームページが簡単に制作できるノーコードツールとは
ノーコードツールとは、ホームページを制作するのに必要なHTMLやCSS、JavaScriptなどの知識がなくてもホームページが制作できるものです。ノーコードツールでホームページを制作することで制作会社に頼らず、安価にホームページを持つことができます。また、完成後の管理や更新もコーティングするよりも簡単になり、ホームページを活用しやすいものにできます。以下で人気のノーコードツールを紹介しています。
人気のノーコードサービスを紹介
Wix
ネット広告などでもよく見る”Wix”です。私個人の考えですが、WordPressでのノーコード制作を除けば、トータルで”Wix”が一番オススメのノーコードサービスになります。ドラッグ&ドロップで簡単にホームページが作れ、テンプレートも豊富ならが、いくつか質問に答えるだけで、ホームページを自動生成してくれるAi機能も搭載されています。
また、App Marketにて色々な機能が販売されていますのでWixに標準でない機能を追加することもできます。
契約プランにもよりますがカート機能や予約システムもありますので一般的なホームページなら機能上問題なく制作ができるでしょう。
公式サイト | https://ja.wix.com/ |
料金 | 0円〜月3,800円 |
Aiで自動生成 | ◯ |
ブログ機能 | ◯ |
カート機能 | ◯ |
予約システム | ◯ |
日本語対応 | ◯ |
サポート | 電話もしくはチケット投稿 |
Jimdo
Jimdoはドラック&ドロップ型ではなく、必要な箇所にブロックやパーツを配置していくタイプのノーコードツールです。jimdoもWixと同じくらい有名なノーコードツールだと思います。無料プランでもカート機能がついてくるのが嬉しいポイント。
公式サイト | https://www.jimdo.com/jp/ |
料金 | 0円〜月5,190円 |
Aiで自動生成 | ◯ |
ブログ機能 | ◯ |
カート機能 | ◯ |
予約システム | ×(外部サービスの利用を推奨) |
日本語対応 | ◯ |
サポート | メール |
STUDIO
日本語対応のノーコードサービスの中で個人的に一番おしゃれなサービスです。ドラッグ&ドロップで簡単にホームページが作れ、作業画面もシンプルでわかりやすいです。カート機能や予約システムはありませんが、コーポレートサイトやポートフォリオサイトの制作にはオススメのサービスです。
公式サイト | https://studio.design/ja |
料金 | 0円〜月5,680円 |
Aiで自動生成 | × |
ブログ機能 | ◯ |
カート機能 | × |
予約システム | × |
日本語対応 | ◯ |
サポート | チャット |
BiNDup
必要な箇所にブロックやパーツを配置していくタイプのノーコードツールです。BiNDシリーズは2007年くらいから発売されており、現在の最新バージョンはBiNDupになります。日本企業が作っているだけあって、日本人のニーズに合った機能が豊富な印象です。多くのノーコードツールは海外発信のものが多く、テンプレートが英語でできていて、日本語に打ち替えてみたらイメージが変わってしまったなんてことがありますが、BiNDupのテンプレートは最初から日本語で作成されていますのでもともとのテンプレートから大きくイメージが変わる心配はありません。スライドショーのバリエーションは特に豊富です。Y-DESIGNERでもBiNDupを使ってホームページを制作することがあります。
公式サイト | https://bindup.jp/ |
料金 | 0円〜月10,780円 |
Aiで自動生成 | ◯ |
ブログ機能 | ◯ |
カート機能 | ◯ |
予約システム | ×(導入予定のアナウンスはあり) |
日本語対応 | ◯ |
サポート | メール |
ホームページビルダー
ひと昔前のノーコードツールと言えばこれ!ホームページビルダーシリーズです。今はジャストシステムさんが販売されていますが、1994年に登場したver1.0は日本IBMが開発・販売をしていました。
ホームページビルダーはノーコードではないと言われることもありますが、現在のホームページビルダーに搭載されているSPモードで制作すればノーコードと言っても過言はない制作環境になります。逆にクラシックモードはCSSなどがわかる玄人向けに近い感じになります。クラウドアプリではなく、パソコンに直接インストールするタイプです。
公式サイト | https://www.justsystems.com/jp/products/hpb/ |
料金 | パッケージ買い切り11,800円〜29,700円 |
Aiで自動生成 | ◯ |
ブログ機能 | × |
カート機能 | × |
予約システム | × |
日本語対応 | ◯ |
サポート | 電話(回数によって有料サポート) |
ペライチ
公式サイト | https://peraichi.com/ |
料金 | 0円〜月3,278円 |
Aiで自動生成 | × |
ブログ機能 | × |
カート機能 | ◯ |
予約システム | ◯ |
日本語対応 | ◯ |
サポート | メール |
必要な箇所にブロックやパーツを配置していくタイプのノーコードツールです。名前の通り、ランディングページの制作で使用されている方々が多い印象を持っています。ページ数ごとに料金が異なるのが他のサービスとの違いかなと思います。複数ページのサイト制作をされる場合は要検討です。ブログ機能こそないもののカート機能や予約システムはありますので少ないページ数で機能を求める方にオススメです。
Ameba Ownd
公式サイト | https://www.amebaownd.com/ |
料金 | 0円〜月960円 |
Aiで自動生成 | × |
ブログ機能 | ◯ |
カート機能 | ◯(BASEと連携) |
予約システム | × |
日本語対応 | ◯ |
サポート | メール |
Amebaブログで有名なサイバーエージェントさんが提供されているAmeba Owndです。有料プランにしても月額960円とかなりお得。BASEとの連携でカート機能をつけることもできますの。シンプルなデザインでコストを抑えたい方にオススメです。
Webflow
こちらは海外のサービスになります。正直、ハードルの高いサービスかと思います。まず日本語対応していません。ヘルプページも英語です。尚且つ日本ではまだ情報が少ないのでネットで調べて解決も難しいです。
ただ、webflowはここまで紹介した中で、あらゆるデザインに対応できるツールでもあります。ちょっと専門的な話になりますが、flexboxはもちろん、CSSグリッドもノーコードで対応できます。ノーコードツールは仕様上レイアウトやデザインに制限がかかりますが、webflowはある意味自由自在です。その分CSSの知識が必要なのも事実ですので初心者向けというよりはHTMLやCSSのことをある程度わかっている人にオススメしたいツールです。
公式サイト | https://webflow.com/ |
料金 | 0円〜月36ドル |
Aiで自動生成 | ◯ |
ブログ機能 | ◯ |
カート機能 | ◯ |
予約システム | × |
日本語対応 | × |
サポート | フォーラムで質問 |
私個人のオススメのノーコードツールは”Wix”
あくまで個人的な意見ですが、自分のホームページを初めて作ろうって方でしたら、Wixがオススメです。まず、どれを契約するにしろ、一度作ったホームページを別サービスに移管することは仕様の問題で、できないです。機能が足りないからお引越ししようと思ってもできないですし、他のノーコードツールに変える場合は、また一から作り直すことになります。また、ホームページのリニューアルを何も考えずにやってしまうと検索順位が下がったりすることもありますので無駄に手間をかけてリスクを負う感じになってしまいます。
デザインの自由度だけの話でいけばwebflowを押したいところですが、元々機能が豊富でAppMarketで機能の追加もできるWixなら大抵のことはできちゃうと思います。操作性の違いは慣れればOKだと思います。特別これが使いやすいは慣れてしまえば大差ないと思います。(お金はかかりますが・・・)
結果オーバースペックになってもお金が勿体無いので将来も含めホームページに求める機能を確認して最適なツールをご検討ください。
WordPressでもノーコードで制作が可能です!
世界で一番使われているCMS、WordPressでもノーコードでホームページの制作が可能です。WordPressには”固定ページ”と”投稿ページ”があり、固定ページがトップページやサービス案内、会社案内などのコンテンツを作るもの、投稿ページがブログになります。本来、固定ページの編集は知識がないと難しいですが、以下のようなテーマやプラグインを活用することでWordPressでもノーコードでホームページの制作が可能になります。ただし、基本的に英語です。
Divi(テーマ・プラグイン)
公式サイト | https://www.elegantthemes.com/ |
料金 | 年間:89ドル ライフタイム:249ドル |
Elementor(プラグイン)
公式サイト | https://elementor.com/ |
料金 | 無料プラグインあり 有料版:年49ドル〜年999ドル サーバーセット:1サイトあたり年99ドル |
Brizy(プラグイン)
公式サイト | https://www.brizy.io/ |
料金 | 無料プラグインあり 有料版:年49ドル〜年199ドル ライフタイム:149ドル〜399ドル |
OXYGEN(プラグイン)
公式サイト | https://oxygenbuilder.com/ |
料金 | ライフタイム:129ドル〜229ドル |
Beaver Builder(プラグイン)
公式サイト | https://www.wpbeaverbuilder.com/ |
料金 | 有料版:年99ドル〜年399ドル |
Visual Composer Website Builder(プラグイン)
公式サイト | https://visualcomposer.com/ |
料金 | 有料版:年49ドル〜年849ドル ライフタイム:149ドル(1サイト) |
ノーコードでホームページを制作する前に見て!自分でホームページを作る時の注意点
結局のところ、ツールの使い方を覚える必要はあります
ノーコードなら簡単にホームページが作れそう!って思ってしまいます。コーディングすることを考えれば簡単にできるのは事実ですが、そのサービスの使い方を覚える必要はあります。例えば、多くの方々が使用されているExcelやWordも使い方がわからない状態で使用してみても、すごい便利!とは思わないと思います。ExcelやWordの使い方を勉強してやっとそのツールの素晴らしさがわかる訳です。ノーコードのWeb制作ツールも同じことが言えますので、ある程度勉強する覚悟はしておきましょう。
基本的にテンプレートありきだと考えましょう
ノーコードでホームページが簡単に作れるというキャッチコピーは、テンプレートを使って、写真とテキストを差し替えるだけなら簡単に作れると理解しておいた方が良いです。ノーコードツールとはいえ、白紙の状態から全て作る場合は、HTMLやCSSの知識も必要になることが多いです。コードは書かなくても、設定箇所でpaddingって何?marginと何が違うの?文字の単位ってpx?%?em?みたいな感じになります。
どのサービスを利用するかの検討内容の一つに自分が使いたいテンプレートがあるかも大事な確認ポイントです。
SEO対策もバッチリはちょっと意味が違います。
SEO対策もバッチリ!みたいなキャッチコピーを見るとSEO対策ができていると考えてしまう方が多いみたいですが、こちらもちょっと違います。SEO対策をするのに必要な機能は揃ってるよ!って意味で理解してください。SEO対策に必要な項目を自動で生成してくれるサービスは2022年現在ないと思います。
例えば、ページの内容を理解して、そのページのタイトルを自動で決めてくれたりしてくれる、そんな素敵なサービスはないです。
また、内部SEO対策はホームページを作る前に理解しておくことが当然ベストです。ページのコンテンツの組み立てはもちろん、ページ構成なども関係してきますのでSEO対策を知らずしてホームページを作るのは後々時間を無駄にする可能性が高いです。
一度作ったホームページを他のサービスへの移管は、ほぼできないです。
当然のことながら、他のサービスにお引越しをしやすいような機能はないでしょう。ノーコードツールはコードが自動で生成されますので、仮にお引越しができるサービスがあってもレイアウトが崩れたりする可能性は高いです。基本的にはサービスのお引越しはできないと考えておきましょう。
機能は本当に足りていますか?
各ツールごとに提供されている機能は違います。簡単なホームページしか作れないものもあれば、予約システムやカート機能があるものもあります。今すぐは必要なくとも、将来的に必要になりそうであれば、その機能があるサービスを検討しておく方が良いでしょう。
困った時のサポート体制も重要な確認ポイント
最後はこちら、困った時にどこまで助けてもらえるか?海外のサービスであれば、日本語のサポートすら期待できないこともあります。電話で対応してもらえるのか、メールのサポートだけなのか、自分でホームページを作るのであれば大事なポイントです。
まとめ
ノーコードでホームページを制作することで制作会社に頼らずともホームページを持てる可能性はぐーんと上がります。ただ、ノーコードでホームページを制作するのにも注意したいところはありますのでノーコードツールの特徴を理解した上での制作を検討しましょう!また、サイトを作ってもサーバーにアップしたり、解析ツールの設定もあります。自分でホームページを作る流れに関して別記事で紹介していますので合わせてご確認ください。
Y-DESIGNERのWordPress制作プランで制作するホームページもノーコードツールを使用して制作をしております。ノーコードツールで制作することで完成後にお客様にも更新ができる選択肢を持っていただけます。制作会社にホームページ制作をご検討されている方々は、Y-DESIGNERのホームページ制作についてもぜひご確認ください。